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公開日: 2024年02月01日 更新日: 2024年02月01日

コンテンツについて


ふと、昔見た動画をもう一度見たくなり、YouTubeで検索した。

しかし、見つかるどころか、絶望をするに至った。

検索結果を見て、絶句した。
これは、検索ではない。

キーワードとは無関係な動画がランダムに差し込まれ、「これを検索した人はこの動画も見ています」で好きでもない動画を大量ピックアップされる。
キーワードに関連した動画は4つに1つくらいなものである。
更にはShortsの乱立により、短い動画に検索結果が占領される次第だ。フィルタリングにShortsと動画を分ける設定すらない。

YouTubeは、アーカイブにはならないと知った。
忘れ去られた動画は、もうきっと永遠に誰にも見られないであろうことを知った。

毎日膨大な量の新しい動画が公開されているのだ、これくらいしなければまともな検索結果を表示できないのかもしれない。
曖昧な検索条件で、ある程度のズレを許容するのであれば、これくらいになってしまうのかもしれない。

ただ事実として、検索としての機能は、もう果たせなくなった。ということなんだろう。

YouTubeを開き、Shortsを見ている自分が嫌になる。

長い動画は、飛ばし飛ばしでみることがある自分が嫌になる。

私は、手の込んだ、「コンテンツ」が好きだった、はずだった。

手頃な刺激に慣れてしまった。

コンテンツを、見れなくなってしまった。

もちろん、現代人は時間がない、というのはあるかもしれない。
ただ、VTuberのライブ配信や、Twitterを長時間眺める時間は、割と皆もっているように思う。

時間は探せばたぶん、ある。というか、絶対ある。

ただ、単純な刺激に慣れてしまった。

そのことが悔しくて、たまらないのだ。